久しぶりにプレステ2をやってみようかな…
そう思って電源を入れたところ、「ディスク読み込み中」の表示がいつまでも続いてソフトが認識されません…10年ぶりに起動させたので無理もないのかもしれません。
修理には分解が必要
調べてみると、ディスクを読み込む部分のレンズの汚れをきれいにすることで読み込めるようになることもあるようです。うちの厚型PS2の型番はSCPH-30000。70000-90000の薄型PS2はレンズがむき出しですが、旧型は分解しないとレンズまでたどり着けません。
エタノールを準備して分解スタート
レンズの汚れをきれいにするためにエタノールと綿棒を、分解のためにドライバーを準備します。
本体を裏返すと小さい四角のゴムが付いていますので、そちらを指で取り外すとネジが顔を出します。これらを8本外して外側のケースを取り外します。
外側のケースを外すとこんな感じです。まだレンズは顔を出しません。今度は中の黒いカバーを外すため、再びネジを緩めます。
綿棒でレンズを掃除
ようやくレンズが顔を出しました。ピンボケしてますが、上の写真の「SONY」マークの横の白い部分です。ここをエタノールを染み込ませた綿棒でちょいちょいとクリーニングします。
思ったより汚れていなかったので本当に直るのかなと思いつつ、再び組み立てなおして起動してみました。
まったく変わりません…
そこで最終手段の「レーザーの出力を上げる」という調整にチャレンジすることにしました。こちらはさらに深い分解が必要となるため、本当に最終手段と考えたほうが良いと思います。
このあたりから「これ絶対元に戻せないな…」と思いつつ、レーザーの出力を調整するネジを少しだけ回して、覚えているうちに急いで組み立てなおしました。
…が、やはり私の技術を超えたゾーンまで行ってしまったようで、ケースは閉まらず、ディスクを出し入れする為の線はつながらず、挙句の果てにはネジが2本余るという結末に…
無理やり組み立てて三度起動を試みましたが、ものすごい音がして、当然ディスクも読み込まれませんでした。
修理の振り返り
おそらくウチのプレステ2は、レンズの汚れではなくもっと別の原因があったのではないでしょうか。分解のためには外装ケースに付いている「封印シール」を剥がす必要があり、中古品買取屋さんでもこちらを剥がしてしまうと買取してもらえなくなる可能性がありますので、分解に自信がない人は、無理に自分で修理しようとせずそのまま売却したほうが良いかもしれません。
参考になればと思います!