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セメントで作ろう!-テープカッター編-

セメントで作ろう!-テープカッター編-

以前から、セメントで花瓶や文房具などをDIYしている人の画像や動画を目にすることが良くありました。そのたびに「自分でもいつか作ってみたいな」と思っていたのですが、「明日やろうはバカ野郎」ということで、一念発起して作っちゃいました。

テープカッター


今回は、セメントでテープカッターができるまでをご紹介していきます!

テープカッターをデザインする

ラフスケッチ

まずは自分が欲しいテープカッターのデザインを検討します。画像系SNS「pinterest」で「テープカッター」等のキーワードで検索すると、おしゃれなテープカッターがたくさん出てきますので、デザインの参考にします。

設計図


そしてデザインラフを描いてイメージを固めていきます。今回は三角形をベースに、半円を組み合わせたデザインでスタイリッシュなテープカッターを目指すことにしました。デザインラフをもとに寸法入りの簡単な設計図も作成します。

セメントを100均で購入

100均セメント

次に100円ショップで材料を購入します。といっても、基本的にセメントのみで作成しますので、それ以外には、テープカッターの刃の部分が必要なので、分解できそうな小型のテープカッターも購入しました。もちろんテープも必要ですね!
それほかの道具は家にあるものを利用しました。

型枠を作成する

型紙

セメントを流し込む型枠を作成します。初めての経験なので、どうしようか迷いましたが、今回は加工しやすい厚紙を使用することに。はじめに設計図をもとにして、厚紙に切り取り線を描いていきます。

型枠

そして寸法通りに切り抜き、組み立てます。つなぎ目からセメントが漏れないように、しっかりテープで止めておきます。※写真のテープカッターは既製品です

セメントを流し込む

セメントを混ぜる

セメントの袋に記載された分量をもとにセメントの粉に水を加え、しっかりと混ぜ合わせたら先ほどの型枠に流し込みます。

まずは片側の三角形部分のみに流し込み、一晩そのままにして半分くらい固まるようにしました。

型枠にセメントを流し込む

そして翌日に、残りの部分の半円状の型枠を追加して、さらにセメントを流し込みました。ここから完全に固めるため、20時間ほど放置します。

残りのセメントを流し込む

【豆知識】セメントとモルタルとコンクリートの違い

ここで豆知識をひとつ。「セメント」と「モルタル」と「コンクリート」の違い、皆さんご存知ですか?セメントは今回使用したもので、石灰石や粘土、けい石、石膏、酸化鉄原料などを原料とした粉末です。この粉末に水を加えれば固まりますが、建築や土木の現場ではそれだけで使われることはなく、セメントに砂と水を加えたものが「モルタル」で、建築では壁や床などに使用されます。またセメントに砂、砂利、水を加えたものが「コンクリート」で、より強度が強くなるため、道路や建築の土台として使用されます。

型枠を剥がして整える

最後に厚紙の型枠を剥がしていきます。が、ここで問題発生。紙がセメントに引っ付いて、うまく剥がれません…ある程度剥がしたら、形状を整える意味でも紙やすりで表面を整えました。やはり厚紙だと加工はしやすいですが、固めた後のことを考えるとプラスチックか木材のほうが良さそうです。

セメントテープカッターの完成

セメントテープカッター

ついにオリジナルデザインのセメントテープカッターが完成しました!多少いびつな部分もありますが、風合いや大きさ、デザインは想像以上に良い感じです。

ただ、使い勝手はあまりよくありません。切った後にテープが刃の部分から剝がれてしまうため、刃の角度を調整するか、刃の手前にテープが張り付く部分を追加する必要がありそうです。次回の改善ポイントですね。

テープカッターの刃


個人的に大満足の仕上がりだったため、別デザインのものも作ってみる予定です。セメント好きの人におすすめしたいDIYプロダクト、ぜひお試しください!

真横

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