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お正月の伝統文化・しめ飾りをDIYで!

お正月の定番「しめ縄/しめ飾り」で新年を迎えたい

皆さんは新年を迎えるにあたって、いわゆる「お正月飾り」というものを準備しましたか?金沢ではあまり飾られないようですが、一般的には「門松」がポピュラーなお正月飾りですよね。あとは「鏡餅」もありますが、全国でも石川県だけ、鏡餅の二段のお餅が紅白になっているって、私もここ数年で知りました。普通は上下とも白いお餅なんですってね…

もう一つ、お手軽でポピュラーなお正月飾りといえば「しめ飾り」が思い浮かびます。「しめ縄」との違いは、しめ縄(注連縄とも呼ばれます)は神様の領域と私たちの世界を隔てる「結界」の役割を果たすもので、神社でよく見かけますね。一方のしめ飾りは、しめ縄に縁起物の飾りを付けたもので、お正月に自分の家へ神様を迎え入れるため、「この家は神聖ですよ~」と神様へのアピールを行うために玄関などに飾るものです。

しめ飾りをDIY

我が家ではこれまで、しめ飾りを準備してこなかったのですが、「もっと福を呼び込みたい!」ということで今年は自作して玄関に飾り、神様をお迎えすることにしました!

まずはしめ縄を輪っかにした「輪じめ(輪飾り)」本体から。本来なら藁を束ねて縄を作りたいところですが、あいにく今回は自宅にあるものだけで作ろうと決めたので、インクジェットプリント用のクラフト紙で代用することにしました。

自作の縁起物を飾る

そこに末広がりで縁起の良い「扇」を金と赤の折り紙で。蛇腹に折った紙の中央で半分に折り、テープでくっつけてゴージャスな扇に仕上げました。

次に紅白の水引を針金で。白色は針金のシルバーを活かして、赤の針金はなかったので、細いものに刺繍糸を巻いて代用しました。

あとは代々栄えるように、ミカンではなく「橙(ダイダイ)」を中央に飾るものが多いですが、今回はもう少しモダンな雰囲気にしたいため、松ぼっくりで代用することしました。橙も無いし!

紙垂(しで/かみしで)で仕上げる

あとは難を転じるということから縁起の良い木とされる「南天」を飾ってフィニッシュとしようかと思っていましたが、やや色味が暗いのと、もう少し伝統的な雰囲気が欲しいということで「紙垂(しで/かみしで)」を追加することにしました。

本来、半紙を使用したいところですが無かったため、子供用の「写し紙」で代用することに。細長く切り、半分に折って正方形にしたものに切れ目を入れ、階段状になるように折っていくと完成です。

モダンなしめ縄を玄関に飾る

早速玄関につるしてみると、なんということでしょう!シンプルでモダンながらも、伝統的な雰囲気を活かしたイメージ通りのしめ縄が完成しました!年末の大掃除の後に自作して何とか年内に飾ったのですが、後で調べると大晦日の31日にしめ飾りを飾るのは「一夜飾り」といって神様に失礼なんだとか…神様すいません。

逆に片づける日は関東では1月7日、関西では1月15日が一般的だそうです。神社などで行われる「左義長」、他県でいうところの「どんど焼き」に出して処分してもらうのが良いですが、難しいようであれば塩やお酒で清めて、紙にくるんだりしてほかのごみとは別に捨てるのが良いようです。

みなさんもぜひ日本の伝統文化を継承しつつ、DIYも楽しめる自作しめ縄に挑戦してみてください!

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